オハイオ州Twinbergに集まる双子による皮膚老化の比較研究

喫煙による顔のシワなどへの影響（CNN 2013)

• 鼻と口の間のしわやライン
• 目のくま (eyebags)やまぶたのしわ

The Left smoked 17 years longer

The Right smoked 14 years longer

The Left - non-smoker　The Right - Smoker

The Left - non-smoker　The Right - smoked for 29 years

http://www.cnn.com/2013/10/31/health/smoking-aging-identical-twins/
Dr. Bahman Guyuron, Department of Plastic Surgery at Case Western Reserve University

"Smoking reduces the collagen formation, results in collagen degradation and reduces the skin circulation," Guyuron said. "Additionally, nicotine reduces the skin thickness. All of these reduce skin elasticity and (cause) premature aging."

The study was published in the journal Plastic and Reconstructive Surgery.

日光・肥満・タバコは老化を早める　(2009)

http://d.hatena.ne.jp/appleflower/20091224/p1

食事・微量栄養素・サプリの研究が世界中でどんどん進み、その効果も限界も、
　次第に明らかになっています。このブログではその最新情報をご紹介します。
　―　サプリメントをして、その所を得さしめよ。

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2009年12月24日

日光・肥満・タバコは老化を早める

肥満, タバコ, 加齢

オハイオ州のツインズバーグという町に面白いお祭りがあります。毎年8月に「双子（ツイン）の日フェスティバル」が開かれ、世界中から2500組以上の双子が集まるのです。

この貴重な機会を生かして、オハイオ州の研究者らが「生活習慣と容貌の若さ」の関係について調べました。その結果が皮膚科学アーカイブの12月号に載りましたのでご紹介します。

研究者らはフェスティバルに参加した130組の双子（二卵性52組、一卵性10組、不明3組）について写真を撮り、生活習慣について聞き取り調査をしました。そして写真からシワやシミを分析し、数値化して老化スコア（老化の度合い）を判定しました。

双子とはいえ比較すると、片方は老化スコアが高く（老けて見える）、もう片方は老化スコアが低い（若く見える）場合が数多くありました。

双子はもともと持っている遺伝子は同じですから、老化スコアの違いは後天的な生活習慣の影響が大きいと考えられます。そこで老化スコアと生活習慣の違いを分析しました。

すると老化スコアが高い（老けて見える）のは、皮膚がんの病歴（P<0.001）、肥満（P=0.02）、タバコを吸う（P=0.046）、などの人であることがわかりました。日光浴を好む、日ごろのストレスが高い、なども強い影響がありました。

日よけの工夫をしたり、お酒を飲む人は逆に老化スコアが低い（P=0.003）こともわかりました。

百聞は一見に如かず、最近のフェスティバルの写真をご覧頂くのがいいでしょう。

• 上：　右の人は日光浴とタバコが好きです。
• すぐ下：　左の人はタバコが好きです。　
• 一番下：　左の人は日光浴が好きです。

タバコや日光が老化を早めるというのは、理屈としては別に目新しい発見ではありません。しかし現実を目の前につきつけられると、とても説得力があります。

そして日光はともかくタバコや肥満の場合、その影響は皮膚の表面に限った話ではないはずです。本当はそちらのほうが心配です。

（last updated 12/24/2009 H）